旅行ニュース:英実業家ブランソン氏、2010年までに宇宙旅行商業化めざす
宇宙を旅行するというにあこがれている人は多いと思います。しかしこの前に宇宙旅行の権利を購入した人は費用として3000万ドル(約34億5000万円)も払うそうです。今回、紹介する記事は宇宙への旅行をもっと一般に広げようと頑張っている「ヴァージン・ギャラクティック」の話です。
米ニューメキシコ州の人里離れた場所にあるロケット発射基地が、個人宇宙旅行時代の幕開けを告げる宇宙への玄関口となるかもしれません。英国の実業家、リチャード・ブランソン氏の夢が実現すれば、2010年までには宇宙船「スペースシップ・ツー」に搭乗して地球を飛び出し、宇宙の無重力を体験して帰還する旅行が可能となります。費用は20万ドル(約2300万円)かかりますが、ブランソン氏の経営する「ヴァージン・ギャラクティック」では、既に「スペースシップ・ツー」の座席予約を開始しています。
「スペースシップ・ツー」は米国の技師バート・ルータン氏が設計。定員は6人で、繰り返し宇宙飛行ができる予定です。ロケット発射基地「スペース・ポート」を運営するニューメキシコ・スペースポート・オーソリティのベン・ウッズ氏によれば、1日当たり2〜3回のペースで週5日間打ち上げられ、年間の飛行回数は70万フライトを超えるということです。ルータン氏は2004年、ロケットデザインのコンペに優勝。2週間の間に2回宇宙飛行が可能な宇宙船の設計を受注して1000万ドル(約11億6000万円)を稼いぎました。同氏は、この事業が成功すれば宇宙旅行産業は飛躍的に拡大するだろうと予測しています。また、地元州当局者も民間宇宙旅行産業を通じた地域の再活性化を目指しており、物好きな大富豪のお遊びにするつもりはないとしています。
この産業の関係者が直面する最大の課題は、乗客や貨物の輸送コストを大幅に切り下げること。エアロスペース・コーポレーションのWilliam Ballhaus氏の試算によると、貨物1キロを宇宙に運ぶコストは2万ドル(約232万円)に上るといいます。民間宇宙旅行の事業はもちろん、失敗にも見舞われたことがあります。今年7月、「スペースシップ・ツー」の実験中に、ルータン氏のもとで働く地上職員3人が事故で死亡。昨年は、米国の軍事衛星を搭載しマーシャル諸島から打ち上げられたスペースXロケットが打ち上げ直後に爆発事故を起こしました。
一方で民間宇宙旅行産業を発展させようと、インターネットの検索大手グーグル(Google)は、月面探査用ロボットを月に送り高解像度の映像やデータを送り返した企業や国に2000万ドル(約23億円)の賞金を出す企画を発表しています。
しかし、これを見ると費用は20万ドル(約2300万円)と10分の1になっているとは言え充分に高いです。しかも旅行とはいっても旅行らしきことは何もすることができません。さて私たちが生きている間に誰でも宇宙に旅行にいける時代がくるでしょうか。是非、頑張って欲しいものです。
AFPBB News
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