旅行ニュース:介護付きのツアー
旅行はいくつになっても楽しいものです。しかし年をとり身体が健康ではなくなってくると気軽に旅行することが難しくなります。しかし、これからは高齢化社会ですのでツアー会社も考えています。介護つきのツアーというものができているのです。
介護のプロが一緒なので安心して出かけられます。ツアー旅行にヘルパーが同行し、移動や入浴、トイレなどの介助をしてくれるので、体が不自由になり「旅行は無理」とあきらめていた人も旅行にいけるようになり、人気になっています。金額は割高になりますが、旅の楽しさを改めて実感できます。
旅行会社「エスピーアイ あ・える倶楽部(くらぶ)」(東京)は、今春、徳島県内の寺23か所を巡る7日間のツアー「バリアフリー四国八十八か所霊場巡拝・心の旅」を企画しました。
ツアーは10人定員で、ホームヘルパー2級の資格を持つ「トラベルヘルパー」と添乗員が各1人ついて料金は一人約25万円。
別料金ななりますが、専任の介護福祉士を頼み、車いすを押してもらったり、毎晩の入浴を補助してもらうこともできます。
「遠出したくても家族や周囲に遠慮し、あきらめているお年寄りは多い。しかし、こうしたサービスを利用すれば、旅する楽しさを再び味わってもらえるはず」と、同社の伴流(ばんりゅう)高志さんは話しています。
同社ではこの他にトルコやイタリアなどを巡る5商品を販売。また、故郷での法事や墓参りといった個人的な「お出かけ」にトラベルヘルパーが付き添うプランもあります。秋には高知県内での巡拝ツアーも予定しています。
旅行会社「クラブツーリズム」(東京)でも、高齢者らを対象に、昨年から介護付きツアーを始めています。海外や国内ツアーが毎月20商品ほどあります。主力商品は、首都圏を巡るバスツアーです。リフトバスにはホームヘルパー2級以上の資格を持つ「トラベルサポーター」が同乗しています。バスツアーなら介助の必要度に応じて、1日あたり6000〜1万1000円の割り増しになります。
「要介護5の人もいます。家に引きこもりがちな人が外に関心を持つきっかけにしたい」と同社は話しています。
介護付き旅行の場合、ヘルパーの力量が大きく問われます。そのため、優秀な人材を確保しようと、両社ともにヘルパーの有資格者などを対象に、旅先での介助法や技術などを教える講座を開き、人材育成にも力を入れています。
これから高齢者が増えていくにつれ介護付きのツアーも増えていくことでしょう。その場合、ろくなヘルパーもいないツアーもでてくるかもしれません。老人ホームを選ぶのと同じようにツアー会社の見極めが必要になるでしょう。
YOMIURI ONLINE
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